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高倉健 あなたへ あらすじ 日曜洋画劇場 [高倉健 あなたへ あらすじ 日曜洋画劇場]

高倉健さんの遺作となった映画「あなたへ」が再び放送されます。
9月にも放送されたよね、これ。

でも、何度見てもこれほんといい映画だと思う。
心地いい余韻が残るっていうのか、
これはもう高倉健さんのオーラ以外のなにものでもないって感じなのだ。



健さんは、富山の刑務所で作業指導技官をしている倉島英二役。
その奥さんの洋子役が田中裕子さんなのだ。


その洋子が病気で亡くなってしまうのだ。
ぽっかり穴のあいたような空虚な日々を送っていた倉島のもとに、
遺言サポートの会と名乗る人物が訪ねてきた。
生前、洋子から遺言を預かっていると言うのだ。


遺言は2通あった。
その場で1通を渡された。
絵手紙で、「あなたへ、私の遺骨は故郷の海へまいてください」
とあった。


そしてもう1通は、
洋子の故郷長崎の平戸郵便局留めになっているというのだ。
しかも、受け取り期限はあと10日。
倉島はもう1通の遺言に何が書かれているのか、
妻の真意を確かめることにした。


そこで、洋子が元気になったらふたりで旅をしよう、
と自作していたキャンピングカーで富山から長崎まで行くことにした。


これまでの妻との出会いや生活を思い起こしながら旅をする間に、
やはり同じように妻を亡くしキャンピングカーで旅をしている元中学教師の杉野(ビートたけし)や、
各地を転々としながらイカ飯の実演販売をしている田宮(草なぎ剛)と南原(佐藤浩市)といった人々と出会い、彼らの家族への思いや悩みなどに触れていく。


そして、ついに平戸に到着した倉島。
平戸の郵便局でようやく2通目の遺言を受け取ると、
「さようなら」
と一言書いてあるだけだった。
これは、一体どういうことなのか・・。


漁港で散骨のための船を出してくれるようお願いするが、
ちょうど台風がきていることもあって良い返事をもらえない。


旅の途中で出会った南原から教えられた食堂で、
その日は何とか台風をやり過ごすことができた。
その後、頼み込んだ末になんとか船を出してもらえ、無事に散骨できることになった。


妻の2通目の遺言
「さようなら」には、実は深い意味があった。


妻が亡くなって抜け殻のようになっていた倉島だったが、
洋子は自分の夫がおそらく自分への未練を断ち切れないだろう、
ということがわかっていたのだ。
だから、これからはあなたにはあなたの時間が流れているんだよ、
もう、洋子への想いは断ちきって自分自身の人生を歩いていってほしい、
という意味が込められていたのだ。


最後に、平戸の食堂の母子とイカ飯販売の南原が実は家族だった、
ということもわかり、ここにもほほえましいストーリーが隠されているのだ。


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