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ゴーストライター ドラマ 1話 感想 [ゴーストライター ドラマ 1話 感想]

中谷美紀さんと水川あさみさんのドラマ、ゴーストライター
初回視聴率10.5%とまずまずだよね。

なにしろ、しょっぱなから雨の中での女ふたりの殴り合いのシーンが見応えありだ。
これはもう最終段階のシーンなんだろうけど、
同じ服を着てるところが恐しさを物語ってる気がする。
さらに、水川あさみちゃんのあの上目使いと不敵な笑み。
思わず、映画「バイロケーション」かと思うくらいオカルトチックなぞくぞく感があった。

それにしても、原稿持ち込みしてた頃はあんなにも謙虚だった人物が、
ゴーストライターとしてある程度成功するとやっぱりこうなっちゃうか・・。
そりゃそうか。
人間の欲というのはとどまるところを知らんね、
という、なんだか1本ぐさりと釘を刺しこまれたような思いだ。
まあ、あれだけ強引に持ち込みするくらいだからそんな謙虚でもないのか。

それにしても、中谷美紀さん演じる遠野リサ。
一度てっぺん登っちゃうとやっぱりそれなりの重圧スゴイんだろうけど、
その苦悩がにじみ出過ぎてこっちまで苦しくなってくるような演技だったよね。
思わず息するの忘れるくらい苦しかったわ。

で、あの反抗期な息子は誰の子?
まさか、あのただ今ブレイク中の田中哲司さん演じる編集長との子とか?
まあ計算高そうな人物だから、それはないか。

そして、なんと言っても介護付高齢者住宅での母とのシーン。
母は元教師っていう設定みたいだけど、
いわゆる重い母に育てられたリサが、
認知症の母を前に作家遠野リサとはまた違った、
何ものにもあらがえないような何とも言えない表情が印象的だ。

「私がいないとなんにもできないくせに」。
子どもの頃から束縛され続けてきた母の口癖で、
同じ言葉を川原由紀にも吐かれたことに、苦悩の作家、遠野リサの絶望が感じられる。
「人生を生まれる前からやり直したい」という言葉に。


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