松本清張 坂道の家 ネタバレ 尾野真千子 愛と嫉妬が呼ぶ殺意

松本清張二夜連続ドラマスペシャルの第1弾が
尾野真千子主演の「坂道の家」。
12月6日よる9時から放送だよ。

尾野真千子ちゃんと柄本明さんは、
松本清張の「疑惑」っていうのでも共演してたよね。
あの時も遺産目当てかどうなのか？っていう疑惑の悪女を演じてたけど、
今回も金と愛欲にまみれたドロドロ具合がハンパない愛憎渦巻くサスペンスになってるよ。

【楽天ブックスならいつでも送料無料】黒い画集改版 [ 松本清張 ] 価格：1,015円（税込、送料込）

尾野真千子・・・杉田りえ子（理容師）
柄本明・・・・・寺島吉太郎（布団屋経営）
小澤征悦・・・・川添直樹（明立大学法学部准教授）


貯金だけが趣味という寝具店の初老の主人、吉太郎の店に、
ある日、若くて美しいりえ子が客としてやってきたのだ。
ひと目見ただけでりえ子に魅了されてしまった吉太郎は、
シーツの代金を今度でいい、と言って渡してしまうのだ。


りえ子のことを忘れられない吉太郎は、
思わずりえ子のアパートを訪ねてしまう。
そして、りえ子が務める理容室に行きその帰りに飲みに行ったふたりは、
そのまま男女の関係になってしまうのだった。


ところが、りえ子は吉太郎に抱かれながらも亡き母のことを思っていた。
金のために次々と男に抱かれていた母をりえ子は心から軽蔑していた。
それなのに、今では自分も母と同じように男と関係を持っては金を手に入れていたのだ。


マジメだった吉太郎は、商売もおろそかになり、
りえ子の独立資金にと貯めたお金を貢ぐ日々が続いていた。


そんな時、りえ子はある新聞記事を目にする。
かつて恋心を抱いていた新聞記者の直樹が、大学の准教授になっていたのだった。
りえ子の母のせいでふたりの仲は続かなかったのだが、
久しぶりに見た直樹の顔に、
かつての恋心が再燃したのだった。


そして、思い切って直樹に会いに行くりえ子。
突然の再会に一瞬言葉を失う直樹だった。


ところが、そんなりえ子の微妙な心の変化に敏感に気づく吉太郎だった。
りえ子にとってはいい金づるだった吉太郎だが、こんな状況から解放されたいと思っていたのも事実。
そこで、秘かに吉太郎を殺す計画を立てるのだ。


そしてついに、りえ子と吉太郎、そして直樹。
3人に想像も出来ない修羅場が訪れようとしていた。


若いりえ子の体に溺れる吉太郎の愛情が、
直樹の登場によって狂気に満ちた執着に変わっていく様が見ものだよ。

タグ：坂道の家 尾野真千子 松本清張 ネタバレ