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すべてがFになる ネタバレ 数奇にして模型 8話 F史上最狂犯罪 [すべてがFになる ネタバレ 数奇にして模型 8話]

すべてがFになる「数奇にして模型」後編なんだけど、
これ、ラストどうやって決着させるのかすごい楽しみだ。
何しろ紀世都が萌絵に送った手紙が謎すぎて、
結局結末はどうなの?って、原作読んだ人の間でもいろいろ解釈されてるから。


それにしても紀世都役の中島歩クン。
ややデフォルメされてるかもだけど、紀世都そのものって感じでヤバイくらいよかった!
「花子とアン」に出てた蓮さまの夫だよね。国木田独歩の玄孫なんだって。
ペットボトルロケットとかも再現性高いと思うのだ。


この紀世都の狂いっぷりに、萌絵は完全に紀世都を疑ってしまうのだ。
逆に、どこか犀川先生に似てると感じた寺林のことはすっかり信用しちゃうわけだ。
ところが・・・。


以下、ネタバレになっちゃうから見たくない人は注意してね。

原作「数奇にして模型」とオリジナルサントラ
↓↓


萌絵は紀世都から手紙を貰うのだ。
ちょっと長い詩のような手紙なんだけど、その最後の部分がコレ。
「・・・・・
この小屋の中に、明日香の首がある。
それからね、
そのすぐそばに、
首を切ったやつが、
今でも立っているよ。
何のために、そこにいるのかって?
これは、保険なんだ。
グッドバイ」
・・・って、ものすごく怪しい内容だよね?


そんな時、萌絵は病院を勝手に抜け出した寺林と紀世都のところへ行くのだ。
偶然、喜多先生と大御坊とも一緒になる。
原作では犀川先生もあとから合流するんだけど、
アトリエに入ると、そこはロウソクの光が幻想的な小宇宙の空間が演出されていた。
しばらく見とれていると、再びあのペットボトルロケットが始まるのだ。


ところが、ペットボトルの中味は水じゃない、アルコールだった。
すぐに火に燃え移り、あたり一面炎に包まれる。
そして、なんと!
奥のバスタブでは紀世都が真っ白な姿で感電死していたのだ。


後に、明日香の首もその部屋で見つかった。
どうやら妹の首の切断は紀世都の犯行で、そのために自殺したのでは?
と警察はみているようだ。


その後、退院した寺林が再び萌絵を訪ねてくるのだ。
大事なことを思い出した、と言って萌絵を連れ出し寺林が借りている部屋に向かう。
しかし、その部屋で萌絵は見つけてしまうのだ!
人間の等身大の型取りをしたシリコンゴムを。
ここで寺林は豹変し、萌絵はクロロホルムかなにかで眠らされてしまう。
首にはコードが巻きつけられ、スイッチひとつで感電死させられる状態にされるのだ。
どうなる!?萌絵!!



犯人
寺林を殴ったのは、上倉裕子。
明日香を殺したのも、上倉裕子。
明日香の首を切断したのは寺林。
上倉裕子と紀世都を殺したのも寺林。


動機と結末
上倉裕子は寺林が好きだったのだけど、寺林と明日香との仲を疑っていた。
それで明日香を公会堂に呼び出し凶器で殴って殺したのだ。
寺林まで殺すつもりはなかったのだけど、上倉裕子は殺したと勘違いしていた。
上倉裕子はすぐに大学の実験室に戻り、凶器の血を流しで洗い流した。


寺林はすぐに意識が戻ったのだけど、誰に殴られたのかまではわからなかった。
すると、明日香が死んでいるのに気付くのだ。
だから明日香の首を切ろうと思った。
シリコンで型をとるために首が欲しかったのだ。


でも首を切断する道具がない。
そこで一旦道具を取りに帰ろうとするんだけど、上倉裕子と約束してたのを思い出すのだ。
すっぽかしたらあとあと面倒だから、とりあえずは大学の実験室に向かう。


すると、寺林を殺したと思っていた上倉裕子が、寺林が生きてたことに必要以上にびっくりするのだ。
そこで、自分を殴ったのが上倉裕子だと確信した寺林は上倉裕子を扼殺する。
ただ、寺林が上倉裕子を殺したのは、殴られたことへの復讐とかじゃないのだ。
1分でも早く明日香の首を切断したいと思っていた寺林にとっては、
単に上倉裕子の存在が邪魔だっただけなのだ。


寺林は自分の部屋に戻って道具を持ち出し、再び公会堂に戻って明日香の首を切断した。
そして、また自分の部屋へ頭部を持ち帰りシリコンで型を取ったのだ。
再び公会堂に戻った寺林は、部屋に内側から鍵をかけ明日香の遺体の横で朝まで寝ていただけなのだった。


実は、明日香の頭部の型取りは単なる練習だった。
寺林は明日香よりも紀世都に興味があったのだ。
紀世都の全身の完璧なフォルムのメス型を取ることが第一の目的だった。
その後、寺林は紀世都を感電死させ目的を達成させた後自殺にみせかけたのだった。


ところが、寺林は上倉裕子を殺した時にちょっと目覚めちゃったみたいなのだ。
何というのか、生から死へのプロセス、移り変わる瞬間、形が変わるその瞬間、というものに。


だから、本当なら型を取る事が目的だったのに、
今度は死ぬ瞬間を見るために殺すことに美を感じるようになっていったみたいなのだ。
だから、萌絵のことも殺して死ぬ瞬間を見たかったのだ。


薬で眠らされ感電死させられそうになった萌絵のもとに駆けつけた犀川先生は寺林に言うのだ。
「彼女の代わりに、僕ではいけませんか?」
「もし彼女を殺したら、僕は貴方を殺します」と。
ここから、犀川先生はポケットに入れていたゼムクリップをコンセントに突っ込んでブレーカーを切り、
暗闇の中で寺林ともみ合いになりながらも何とか萌絵を助けるのだ。


そして、最後に悩ますのは紀世都が萌絵に宛てた手紙だ。
原作では、その1年後くらいに紀世都の実家の鉄道模型のジオラマから人形が出てくるのだ。
男女の人形で、女性の方は首が取れている。
そしてその横に男性が立っているのだ。
ドラマでは、もしかしたら最初に犀川先生がフェスで見ていたジオラマが関係あるのかな?


その人形は、おそらく紀世都が置いたものだと思うのだけど、
紀世都は、寺林が型取りをする計画について知っていたのではないか、
自分も殺されることを予想し、万が一犯人が分からなかったときのために
保険として手紙を萌絵に残したのではないか?
とも受け取れる結末なのである。


いよいよ次回は「有限と微小のパン」。
2話でおさまるのかな?これ。

9話の「有限と微小のパン」はコッチで書いてるよ>>>>>すべてがFになる ネタバレ 9話 有限と微小のパン

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