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すべてがFになる ネタバレ 9話 有限と微小のパン [すべてがFになる ネタバレ 9話 有限と微小のパ]

「すべてがFになる」の9話、10話はシリーズ最終作の「有限と微小のパン」だよ。
「THE PERFECT OUTSIDER」という英題がつけられてるけど、
「すべてがFになる」の「THE PERFECT INSIDER」と対になってるのだ。
ということは、今回もあの天才が仕掛けてくるよ。


ただ、これは、ミステリーとかトリックとかっていういう部分だけを取り上げると、
ちょっと肩透かしをくらうかもしれない。
もはや、原作では殺人の動機なんてどうでもいい扱いになってるし、
トリックに至っては一言で片づけられる話しだから。


そんなことよりも、これはS&Mシリーズの完結編にして、
「犀川の喪失と萌絵の解放」という深い深いテーマが隠されているのだ。
つまり、シリーズを通してふたりの人間的成長のストーリーなのだ。

そう言えば、8話の終わりの方で、萌絵の叔父さんと犀川先生が萌絵のこと話してたよね。
原作ではそんな場面なかったけど、あれはちょっと伏線になってたりするね。


つまり、萌絵は今でも死にたがっているかもしれない、と。
そのあたりのことを踏まえてないと、なぜ萌絵があれほど殺人事件に首を突っ込むのか、
てこともわかりづらいのだ。
そして予告見てたら萌絵が自殺したかのようなシーンが出てたよね。
犀川先生が「萌絵ちゃん!」って言って部屋に飛び込んでくるシーン。
あら!?もしかして、執事の諏訪野も登場してる?
outsider.png
萌絵は、不慮の事故で両親を亡くしてるんだけど、
ショックのあまりずっと死にたいと思っていた。
おそらく、その頃のことを回想したシーンなんじゃないかと思うのだ。
その頃犀川先生は、「西之園君」じゃなくて「萌絵ちゃん」と呼んでいたし。
それから萌絵は、1年間の休養を経て一部の記憶を無意識に封印する術を覚えたのだ。


ところが、真賀田四季博士が会見の時に萌絵の心の禁断の部分に触れた。
敢えて両親の事故を思い出させ死というものを直視させたのだ。
そのおかげで萌絵は、両親を失ったショックからやっと解放されつつあったのだ。
真賀田四季博士は、萌絵の中の生と死へのアンバランスな状態に興味を持っていた。
そして、すなわちそれは四季自身にも置き換えられることなのだ。


今回の舞台は、ユーロパーク。
原作ではハウステンボスそのものだけどね。
予告編を見る限り、内容もちょっと脚色されてるみたいだね。


犀川研のゼミ旅行は、ナノクラフト社が運営するユーロパークに決定した。
莫大な資産を受け継いでいる萌絵は、実はナノクラフト社の大株主。
ナノクラフト社の社長、塙理生哉から食事の誘いを受けてたこともあって
前乗りでユーロパークに出かけていたのだった。


IT企業の経営者で天才と言われる塙理生哉は、
萌絵とはお互いの両親が決めたいいなずけでもあったのだ。
もちろん萌絵にはそんなつもりなど全くないのだが。


萌絵を出迎えたのは、塙理生哉の秘書の新庄久美子。
ホテルの部屋に入った萌絵は、そこで電話の横のメモに書かれた不思議なメッセージに目を留める。
「死の獲物 その死にこそ 望み叶う 世まさに さ迷う仲 溝の底」


実は、これ、回文になっている。
この文章の最後に「西之園萌絵の死」あるいは、「西之園萌絵の師」をつけると、
「しのえものそのしにこそのぞみかなうよまさにさまようなかみぞのそこにしのそのもえのし」
逆さまからよんでも同じになるのだ。
まあ、これはそんなにたいした意味を持たないんだけど。


その後、塙理生哉との会食に向かうため、新庄久美子とエレベーターに乗り込んだ。
エレベーターにカードキーを差し込むと、階数表示のない地下のボタンが現れる。
どうやら、このホテルが秘密の研究施設になっているらしい。


そして、今度は違うエレベーターに乗り換えて上に向かう。
すると、降りた場所は教会だった。
そこに塙理生哉が現れるのだ。犀川先生とは真逆のキザな天才だ。


ふたりでお酒を飲んていると、急に萌絵は意識が薄れていく。
そして次に目を覚ますと、そこにあの天才がいたのだ。
真賀田四季博士。
「貴女は、今夜、とても不思議なものを見るでしょう」
「人が死にます」と。


そしてその予言通り、第1の殺人事件が起きた。
ナノクラフト社の社員が死んでいるのだ。
しかも、確かに遺体を見たにもかかわらず、
次に警察が来たときにはもう遺体が消えているのだ。


第2の殺人事件の被害者は、秘書の新庄久美子。
部屋で刺し殺されていたのだが、部屋は密室である。


一方、犀川先生は妹の儀同世津子からナノクラフト社のゲーム「クライテリオン」の話しを聞いていた。
一片のパンのために命を懸けた大冒険のゲーム。
そして、ゲームのエンディングのなぞなぞ。
さらに、萌絵と電話で話した時に真賀田四季博士に盗聴されていると知った犀川先生は、
ナノクラフト社にも一連の殺人事件にも真賀田四季博士が関係していると強く思った。


そこで、予定を繰り上げて秘かにユーロパークにやってくるのだ。
そしてこっそりと萌絵に接触し、事件の詳細を聞く。
真賀田四季博士が自分をこの場に来させるように仕向けている、
と察した犀川先生なのだが、
実際、犀川の中の核心の人格が真賀田四季博士にとらわれているのだ。
事実、「すべてがFになる」の時に、犀川先生は四季が残した黄色のブロックをひとつ持ち帰っている。


このあと、真賀田四季博士がなにを仕掛けてくるのか?!
そして、ナノクラフト社の人気RPG、「クライテリオン」の謎と、
壮大なバーチャルリアリティの世界に、
犀川と萌絵は、真賀田四季の姿を確実に見るのだった。


ってとこぐらいまでが前半かな?
最終的には、真賀田四季博士は思いもよらない場所にいることを犀川先生がつきとめて
わざわざ四季博士に会いに行っちゃったりするのだけど、
ドラマではどうなるのかな?

有限と微小のパンの最終回はコッチで書いてるよ>>>>>すべてがFになる 最終回 有限と微小のパン


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